ヒアルロン酸について
投稿日:2015.01.05
今日は多くのスキンケア商品に保湿成分として使われている
『ヒアルロン酸』についてお話ししていきます。
ヒアルロン酸はわたしたちのからだの多くの部分、
関節・硝子体・皮膚などいたるところに存在していますが
水分を保持する力がとてもすぐれていて、1gでその6000倍(1ℓ)の
水分を保持できると言われています。
肌では真皮層に広く存在していますが、
ヒアルロン酸がたくさんあるということは、それだけみずみずしい肌だということになります。
赤ちゃんの肌がしっとりして弾力があるのは、
このヒアルロン酸がたっぷりあるためなんですね。
化粧品に配合されている目的はなんといっても保湿がメインですが
ヒアルロン酸の種類も高分子・低分子とがあります。
低分子のほうが分子が小さいので、浸透性が良い低分子のほうがしっとりするんじゃないの?と思われがちですが、
じつはそれぞれの働きがあるんです。
高分子ヒアルロン酸は角質層の表面にとどまってくれますので、肌表面がしっとりした使用感になります。
一方『スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸)』といわれるものや
『加水分解ヒアルロン酸』などの低分子ヒアルロン酸は
角質層内に浸透するので、肌表面はさらっとした使用感になります。
おなじヒアルロン酸でも配合量や種類によって使用感が異なりますので
肌の状態やお好みの使用感で選ばれてくださいね。