セラミドについて
投稿日:2015.01.19
先日は肌のバリア機能を高めてくれるリピジュアについてお話ししましたが、
今回は肌のバリア機能には欠かせない『セラミド』についてまとめていきます。
多くのスキンケア商品に配合されているセラミド。
みなさんもよく目にする成分ではないでしょうか。
セラミドとは元々肌にある成分です。
肌の一番上の部分の角質層にある脂質(細胞間脂質)の50%以上がセラミドと言われていますが、
角質層の細胞と細胞をくっつける役割をし、肌表面をきれいに整えています。
積み重ねたブロック塀が崩れないようにするセメントのような役割ですね。
角質層は外界からのさまざまな刺激や障害などから細胞を保護してくれる
バリア機能というものがありますが、セラミドが不足してしまうと
本来内側を守ってくれるブロック塀(バリア機能)が崩れやすくなります。
そうすると紫外線やアレルゲンなどの刺激に対して防御する働きが低下すると同時に、
体内の水分が外へ逃げていき、皮膚からみずみずしさや ハリやキメ細やかさが失われて、
乾燥肌や敏感肌と呼ばれる状態になったり、
いろいろなトラブルを抱えた肌になってしまいます。
アトピー肌は元々肌のセラミドの量が少ないともいわれていますので、
バリア機能を高めることがトラブルに負けない健康で美しい肌を保てるんですね。
角質層には11種類のセラミドがあり、そのうちの1~7までの働きが解明されていますが
化粧品に配合されているセラミドには天然(セレブロシドなど)・植物性・合成など色々あります。
天然のセラミドは、人の皮膚に存在するセラミド1~7をすべて含有しているといわれ
肌に浸透しやすく肌になじみやすいのが特徴です。
使い続けるとセラミドの産生量を増やす働きも期待できるといわれています。
乾燥が気になる、または荒れやすい肌と思われる方は
セラミドが配合されたスキンケア商品で
肌のバリア機能を高めていくのが大切かもしれませんね。