投稿日:2015.06.01
マカデミアナッツの実から得られる脂肪酸と、
植物性ステロールから得られる成分です。
パルミトレイン酸を多く含み、肪酸組成がヒト表皮脂質に類似していて、
体温付近に融点を持ち融点時の粘度も低いため、
皮膚上での伸びがよく、良好な感触を与えてくれます。
お肌への効果としては、角質の水分量を高める優れた保水性があり
皮膚を保護しうるおいを与えます。
またエモリエント効果があり、しなやかに柔軟性のある皮膚に整えます。
皮膚に対する刺激が少なく、安全性にすぐれた成分です。
投稿日:2015.05.29
パルマローザは別名「インディアンゼラニウム」「インディアンロシャ」とも呼ばれています。
イネ科の多年草で、『パルマローザ油』は葉や花から抽出した精油です。
パルマローザの香りはローズやゼラニウムの香りに似ており、
エキゾチックでスパイシーな香りから、香水の素材としても使用されています。
『パルマローザ油』は心理面に対してバランスを取るエッセンシャルオイルとされています。
情緒をゆったりと落ち着かせる特性と、気持ちを明るくさせる高揚特性を兼ね備えており、
心配事や不安で落ち込んだ気持ちをリフレッシュしてくれます。
水分バランスと皮脂バランスの両方を整える働きがあるので、
どのタイプの肌質にも向いているといわれ
殺菌・抗炎症作用があるので、ニキビや湿しんのケアにも効果があり、
頭皮の皮脂バランスも整うので、フケを抑えるのにも有効なオイルです。
投稿日:2015.05.26
日本全国に生息しているヨモギですが、ヨモギには優れた効果があります。
全草や葉を乾燥させたものは、あせも、腰痛などに効果があるため浴用剤に使われていたり
古くから民間療法で傷薬として使われています。
『ヨモギエキス』はキク科植物のヨモギの葉から抽出されたエキスです。
保湿効果だけではなく、
シネオール、アルファーツヨン、セキステルペンが含まれていますので血行促進作用があります。
その他、収斂作用、抗菌・殺菌作用、抗炎症作用など多くの働きを持っていますので
肌を清潔に保ち肌荒れを防ぐ目的に適しています。
スキンケア商品、ヘアケア商品、浴用剤など多岐にわたり使用されている成分です。
投稿日:2015.05.22
スティンギング(stinging)とは「ぴりぴり感」を意味し、製品を使用した際に生じる
ヒリヒリ・チクチクかゆみなどといった一過性の刺激感・感覚刺激のことです。
パッチテストで問題ない場合、次のステップとして製品を塗布することにより
非常に弱いピリピリ・ヒリヒリといった刺激などの有無を確認する試験をすることがあり
これを『スティンギングテスト』と言います。
スティンギングテスト(顔面皮膚刺激感試験)では、敏感な被験者の顔に製品を塗布し、
医師による皮膚反応の有無をチェック後、時間の経過とともに変化する刺激等を被験者が評価します。
その刺激感・不快感を確認することにより、製品のスティンギング誘発性を判定します。
体調や季節によって、普段はなにも刺激を感じることがなく使用している化粧品が
急に刺激を感じるようになったり、何を使ってもピリピリ・ヒリヒリするくらいに敏感になることもあります。
そんな肌の状態でも使用できるようにという目的で実施されている『スティンギングテスト』。
敏感になっているときは『スティンギングテスト済み』と表示されている
低刺激スキンケア商品を使われてみてはいかがでしょうか。
(全ての方にスティンギングが起きないというわけではありません)
投稿日:2015.05.20
健康な肌は弱酸性といわれますが、『pH(ピーエッチ/ペーハー)』という数値はご存知でしょうか。
pH値とは、酸性とアルカリ性の度合を0~14までの数字で表すもので、
中間のpH7を中性とし、それ未満(0~6)を酸性、
それより大きければアルカリ性(8~14)といいます。
肌のpHは、正確には皮膚表面の皮脂膜のpHをさします。
日本人の平均は、男性4.2~5.8、女性4.8~6.2で
健康な肌のpH値は「4.5~6.0」の弱酸性ということになります。
また、肌質によっても酸性・アルカリ性への傾き方が違います。
脂性肌は皮脂が過剰に出ている場合があり酸性に傾きやすくべたつきやニキビなどの原因に、
乾性肌は皮脂が不足しているとアルカリ性に傾きやすくなり肌荒れやカユミなどの原因になりますので
健康な若々しい肌を保つためには弱酸性に保つことが大切です。
洗顔直後は肌表面の皮脂も洗い流されアルカリ性に傾くこともありますが、
一時的に肌のpHがアルカリ性に傾いても再び弱酸性に戻す機能(=アルカリ中和能)があります。
2~3時間で皮脂はもとのpHに戻ってきますが、
できるだけ早めに弱酸性に戻すためにも洗顔後は化粧水など早めのお手入れをしていきましょう。
洗顔料には弱酸性や弱アルカリ性など色々ありますが、
それぞれ働きが違いますので、それはまたの機会にまとめていきますね。
酵母培養液のpHは、日本人の表皮pH平均値の範囲にあり、
有機酸が含まれていることなどから理想的なpHであると考えられます。
肌の色々なトラブル解消に優れた結果が期待できる成分ですので
ぜひより健やかな素肌美を手に入れるためにお使いくださいね。
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