グリセリンについて
投稿日:2015.02.04
『グリセリン』はほとんどの化粧品に配合されているといっても過言ではない成分です。
みなさんがお使いのスキンケア商品も、
全成分をみると記載されているものが多いのではないでしょうか。
グリセリンは植物、海藻、動物などに広く含まれるアルコールの一種で、
グリセロール(glycerol)とも呼ばれています。
わたしたち人間の体内にも存在していますし、
もちろん肌にもある天然の皮膚成分のひとつなんですよ。
肌には常在菌が存在していますが、腸に善玉菌があるように、
肌も常在菌のバランスによって健康が保たれます。
肌の常在菌として善玉菌にあげられるのが表皮ブドウ球菌というものです。
ブドウ球菌というと食中毒など悪いイメージがあるかもしれませんが、
表皮ブドウ球菌はお肌の潤いを守る菌として、美肌菌とも呼ばれています。
肌の皮脂を食べてグリセリンを排出してくれます。
グリセリンは肌を弱酸性に保ち、潤いを保ってくれるんです。
化粧品に配合されているグリセリンは、保湿が主な目的となります。
医療品や食品にも使われています。
肌へのなじみも良く、肌を軟らかなしっとりとした潤いのある肌に仕上げてくれますし、
抗アレルギーの働きがありますのでアトピー体質の方にも良いといわれています。
水に接すると水和熱により温かく感じますので
温感タイプのクレンジングやパックにも使用されています。
スキンケア商品にも肌にも欠かせないグリセリン。
一度お手持ちのスキンケア商品の全成分を確認してみてはいかがでしょうか。