投稿日:2014.12.24
昨日は「甘草エキス」の効果についてお話しました。
日差しの強い夏に甘草エキス配合の化粧品をおすすめしましたが、
夏の必需品と言えば、やはり日焼け止めですよね。
日焼け止めクリームのパッケージには、必ず「SPF」や「PA」という表記があります。
では皆さん、日焼け止めに書かれてある「SPF」と「PA」の違いってご存知ですか?
テレビCMや広告で、頻繁にSPF50やPA++++といった単語が飛び交っていますが、
本当の意味を知らずに使われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、この「SPF」や「PA」の違いついてお話したいと思います。
まずSPFは、紫外線防御指数(Sun Pritection Factor)の略称です。
紫外線の種類のうちサンバーン(赤くなってヒリヒリする日焼け)の原因になる、
UV-B波を防止することのできる効果の値を示しています。
ちなみにSPFは、約20分という時間をSPF1と1つの単位として設定しているので、
SPF50の場合は、20分×50=1,000分。つまり単純計算で、約16時間カバー出来る計算になります。
次にPAは、真皮にまで達し、シワやたるみの原因となるUV-A波をどの程度防止することができるかを
示した値です。
紫外線によるシミやシワの予防を目的に日焼け止めクリームを使用する人にとっては、
SPFの値よりもこのPAの値の方が重要かもしれませんね。
PAの+は効果の度合いをあらわしていて、+が多いほど効果が高いということになります。
ちなみに現在のそれぞれの最高値は、SPFが50+とPAが++++です。
ただ気をつけたいのは、SPFやPAの数値が高いものを使っているから安心というわけではありません。
お肌に塗る量や、汗などによるメイク崩れで効果は半減してしまいます。
日焼け止めを使う時は、「塗る量を惜しまず」、「こまめに」これがポイントです。